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【マネーフォワード】予定実現機能を使いこなして資金繰りに活かそう

 

マネーフォワードクラウド確定申告を使っていて、「ん??これ何に使うんだろ?」と戸惑う機能ってありませんか?

仕訳の入力画面にある「実現済み」「予定」を選択するところ。

「あれ、何のために毎回選ぶんだろう。」と思いますよね。

この仕訳の入力から始まる「予定実現機能」は、うまく使いこなせば簡単に資金繰り(キャッシュフロー)の計画が立てられちゃうんです。

いきなりこんなことを言われても、頭に?マークが浮かぶだけですよね。

ここでは、この「予定実現機能」の利用法について紹介します。

 

「実現済み」と「予定」の違い

まずは、どの仕訳画面にもある「実現済み」と「予定」が何なのかという話からです。

要は、今入力している取引の仕訳が、

もう既に現実として完了したものなのか ⇒「実現済み」

まだ完了してはいなくて「将来的にこういう取引が行われる見込み」というものなのか ⇒「予定」

ということになります。

よく分からなければ、何も考えずに「実現済み」を選択しておけばOK。

具体的に例を見ていきましょう。

 

売上代金を回収するケース

【例】4/2にA社に商品を販売した。代金50,000円は4/30にZ銀行へ振り込まれる予定になっている。

まず、4/2にA社に商品を販売した取引は実際に完了しているので、「実現済み」を選択して次のように仕訳を入力します。

引用元:㈱マネーフォワード

 

次に、4/30にA社から商品代金が振り込まれる取引はまだ実際に発生していないので、「予定」を選択して次のように仕訳を入力します。

引用元:㈱マネーフォワード

 

 

経費の支払いをするケース

【例】6/10にA社から備品を購入した。代金10,000円は7/31にZ銀行から引き落とされる予定になっている。

まず、6/10にA社から備品を購入した取引は実際に完了しているので、「実現済み」を選択して次のように仕訳を入力します。

引用元:㈱マネーフォワード

次に、7/31に代金が引き落とされる取引はまだ実際に発生していないので、「予定」を選択して次のように仕訳を入力します。

引用元:㈱マネーフォワード

 

「予定」から「実現済み」へ変更するには

 

「予定」仕訳を手動で「実現済み」に変更する場合

仕訳入力の時に取引状態で「予定」を選択すると、仕訳帳の取引日の下に「未実現」、右端の「編集」の下に「実現」ボタンが表示されます。(下図参照)

引用元:㈱マネーフォワード

右端の「実現」ボタンをクリックすると、取引状態が「予定」から「実現済み」に変更することができます。

ただ、一度「実現済み」で登録したら「予定」に取引状態を戻すことはできません。

「予定」で入力した仕訳と現実が違っていたら、編集で修正しましょう。

 

連携サービスで取り込まれたデータが「予定」で入力した仕訳に該当する場合

「自動で仕訳」⇒「連携サービスから入力」の画面で、連携サービスから取り込まれたデータを表示させます。

その中に、既に「予定」で入力しているものに該当するものがあれば「予定実現」の項目の「実現」にチェックすると、勘定科目のプルダウンの選択画面に「予定」で入力してある仕訳が表示されます。

その中から、取り込まれたデータに該当するものを選択して、登録すると選択した「予定」仕訳が「実現済み」に変わります。

また、連携サービスから取り込まれたデータが、「予定」仕訳と日付や金額などに違いがあれば取り込まれたデータの内容で上書きされます。

下図を例にしてみてみましょう。

「予定」仕訳では7/31に10,000円引き落とされると登録していましたが、実際には8/1に9,900円の引き落としというデータが取り込まれたので、最終的に取り込まれたデータに上書きされています。

引用元:㈱マネーフォワード

 

引用元:㈱マネーフォワード

「予定」仕訳で登録しているのに、それを紐づけずに連携サービスから取り込まれたデータを新たに仕訳登録してしまうと、「予定」仕訳が「実現済み」になることなく宙ぶらりんになってしまいます。

紐づけるのを忘れてしまったら、「予定」仕訳は削除して仕訳がダブらないように気をつけましょう。

 

「予定実現機能」を使うことでできることとは

では、「予定実現機能」は、どういった場面で活用できるのでしょう。

わざわざ仕訳を先回りして入力するんですから、そこには何かしらのメリットがあるはずですよね。

 

代金の回収や支払の管理

仕訳の検索画面の種類で「未実現」を選択すれば、取引状態が「予定」の仕訳だけを抽出することもできます。

引用元:㈱マネーフォワード

これを活用すれば、入金される予定のものが期日を過ぎてもまだ残っていたり、払うべきものの支払い漏れがないか、チェックすることができます。

商品を販売してもきちんと代金を回収しなければ意味がありません。

支払わなければならないものを払い忘れるのは、取引先との信用に関わります。

 

利益の予測・試算をする

例えば今年度が残り数ヵ月になった時に、売上や経費を仮で計上して今年度の利益がどのくらいになるのかを把握するのに活用することができます。

利益が出過ぎるようなら、必要な備品を購入したり修理したりといった経費を使うことを検討しましょう。

逆に赤字幅が大きくなるようなら、経費を抑えられるものがないか見直すこともできますよね。

  1. 仮の売上や経費の仕訳を「予定」で入力する
  2. 「会計帳簿」⇒「残高試算表」の損益計算書に未実現仕訳を含めるか除くかを選択できるので「含む」を選んで表示すると、今年度の利益予想ができる

引用元:㈱マネーフォワード

仮で入力した仕訳は、「会計帳簿」⇒「帳簿管理」⇒「仕訳一括削除」からまとめて削除することができます。

種類を「未実現」でだけ抽出すると、実際に入金されるものや支払う予定で登録したものも含まれてしまうかもしれないので、仮登録の仕訳については摘要などに「仮」を含めるなどしておけば、仮で入力した仕訳だけを抽出することができますよ。

「削除対象を確認」をクリックすると、抽出対象の仕訳が表示されるので、削除したいものにチェックすれば完了です。

引用元:㈱マネーフォワード

「予定」で入力した仕訳は、確定申告関連の書類には含まれずに集計されます。

「予定」で入力した仕訳を削除しなくても問題はないことは問題ないですが、余計な仕訳は削除しておいたほうがいいでしょう。

「実現済み」に修正したつもりが「予定」のままで処理してしまって、申告で計上漏れになってしまうこともないように。

申告の処理をする前に、「予定」のままになっている仕訳が残っていないか最終チェックするようにしましょう。

 

資金繰り(キャッシュフロー)に役立てる

事業を行っていく上で、資金が不足しないか、資金の増減がどう推移しているのかは、頭に入れておくべき要素でしょう。

「レポート」⇒「キャッシュフローレポート」では、現預金の増減額を把握することができます。

このレポートには「予定」で入力した仕訳も含めて表示されるので、今後の資金計画を立てるのに役立てることができます。

将来入ってくるお金と出ていくお金を「予定」で入力しておけば、このキャッシュフローレポートで資金の集計をしてくれるんですから、使わない手はないですよね。

資金が不足するようであれば、早めに資金の調達に動かなければなりません。

「予定」の仕訳を含めるか除くかの選択はできないので、確実性の高い「予定」の仕訳だけでなく、利益を試算するために仮で入力した仕訳があればそれも含まれてしまうことに注意してくださいね。

個人的には、「キャッシュフローレポート」でも、「予定」の仕訳を含めるかどうかは選択できるようになっててもいいと思うんですけどね。

 

会計ソフトに慣れてきたら「予定実現機能」を活用してみよう

ここまで「予定実現機能」を使った活用の仕方を紹介しましたが、あなたは『なんか混乱しそう。』と思うかもしれませんね。

あなたが会計ソフトを初めて使うのであれば、混乱を避けるために慣れるまでは様子をみてもいいと思います。

慣れてきたら、是非活用してみてください。

「予定実現機能」うまく活用して利益を試算したり資金繰りの見通しを立てることで、的確な経営判断をすることができますよ。

 

 

 

 

 

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